「投資ってお金をずっと見張っていないといけないんでしょう?」 「まとまった大金がないと、大して増えないんじゃない?」
そう思っているなら、非常にもったいないです。投資の本当の凄さは、あなたが寝ている間も、働いている間も、お金が勝手に雪だるま式に増えていく仕組みにあります。
その鍵を握るのが、「複利(ふくり)の力」と「インデックス投資」の組み合わせです。今回は、なぜこの2つが合わさると最強の資産形成になるのか、その仕組みを中学生でも分かるように解説します!
記事中盤に複利の効果がわかるシミュレーションも用意したので、コツコツ積み上げた結果がどうなるかもたしかめてみてください!
1. 「複利の力」とは?お金が子供と孫を生む仕組み
投資の成果(増え方)には、「単利(たんり)」と「複利(ふくり)」の2種類があります。この違いを理解することが、投資家への第一歩です。
- 単利(たんり): 預けた「元本」に対してのみ利息がつく。(ずっと同じペース)
- 複利(ふくり): 投資で出た「利益」を再び元本に組み込んで運用する。(加速していく)
分かりやすく、元手100万円を「毎年5%」で増やせた場合のイメージを比べてみましょう。
| 年数 | 単利(利益は毎回お財布にしまう) | 複利(利益をそのまま投資に回す) |
| スタート | 100万円 | 100万円 |
| 1年後 | 105万円(+5万円) | 105万円(+5万円) |
| 2年後 | 110万円(+5万円) | 110.3万円(+5.3万円) |
| 3年後 | 115万円(+5万円) | 115.8万円(+5.5万円) |
2年目を見てください。複利の場合は、1年目に増えた5万円(お金の子供)がさらに5%の利益を生み出すため、増え方が「5.3万円」にアップしています。
最初はわずかな差に見えますが、これが10年、20年と経つと、「お金が子供を生み、その子供が孫を生み、孫がひ孫を生む…」という壮大な雪だるま式(指数関数的)な増え方へ化けていきます。
2. なぜ「インデックス投資」と相性が抜群なのか?
複利の恩恵をマックスで受けるためには、「途中で中身が破産(ゼロ)にならず、長期的に右肩上がりで成長し続ける場所」にお金を置いておく必要があります。
そこで登場するのが、前回の記事でも紹介した「S&P500」や「オルカン(全世界株)」といったインデックス投資です。
相性が抜群な理由は次の3つです。
① 自動で利益が再投資される
インデックス投資(投資信託)の多くは、企業から出た配当金をあなたの代わりに自動でそのまま同じ商品に再投資してくれます。あなたが何の手続きをしなくても、勝手に複利のスイッチが入る仕組みになっています。
② 100年以上、右肩上がりの実績がある
前回の記事で「世界人口が増えれば経済は成長する」とお伝えした通り、S&P500などは一時的な暴落を挟みつつも、10年・20年スパンで見れば綺麗な右肩上がりを続けています。
「成長し続ける市場」×「複利」こそが、資産を確実に育てる黄金コンビなのです。
③ 手数料が安いため、複利が邪魔されない
せっかく複利でお金が増えても、銀行や窓口の高い手数料(2%〜3%など)を引かれてしまっては雪だるまが小さくなってしまいます。楽天証券やSBI証券で買える優良なインデックスファンドは、手数料が0.1%前後と驚くほど安いため、複利のパワーを100%活かすことができます。
3. 【シミュレーション】毎月3万円が20年後にどうなる?
では、実際に毎月3万円を「オルカン」や「S&P500」の想定利回り(年利5%と仮定)でコツコツ積み立てたらどうなるでしょうか?
- 投資した元本(合計): 720万円(3万円 × 12ヶ月 × 20年)
- 複利で増えた将来の資産: 約1,233万円!
- 増えた利益: 約513万円
普通に銀行の定期預金(金利0.02%など)に預けていたら、20年経っても720万円はほぼそのままです。しかし、インデックス投資の複利口座に寝かせておくだけで、高級車が1台買えるレベルの「500万円以上のボーナス」が勝手に生み出される計算になります。
しかも、グラフを描くと分かりますが、後半になればなるほど、雪だるまが大きくなるスピードは一気に加速します。
積立投資・複利の力シミュレーター
条件を設定する
💡 複利の豆知識
期間を長く設定するほど、後半にかけての「運用収益(利益)」のグラフが跳ね上がります。これこそがアインシュタインも絶賛した「複利の力」です!シミュレーション結果(予測)
投資した元本(合計)
7,200,000円
複利で増えた利益
5,131,023円
将来の総資産(合計)
12,331,023円
まとめ:複利の最大の味方は「時間」である
複利のパワーを最大化するために、最も必要なものは「大金」ではありません。「時間(期間)」です。
早く始めれば始めるほど、お金が子供や孫を生むチャンスが増えます。
- 「お金が貯まってから始めよう」
- 「勉強が完璧にできてから始めよう」
と先延ばしにしている時間は、実は複利という最強の味方を働かせずにサボらせているのと同じで、とてももったいないのです。
最初は毎月5,000円や1万円といった少額でも全く問題ありません。まずは「複利の雪だるま」を早めに作り、坂道から転がし始めること。10年後、20年後の自分をハッピーにするために、今すぐ小さな一歩を踏み出してみませんか?
シミュレーションだけでは納得いかない方は、以下の記事も参考にしてください。私の5年間の資産推移です。インデックス株の複利の爆発がわかると思います。

