【アジャイルサムライ要約】インセプションデッキの書き方・実例を紹介|10個のツールで失敗しないプロジェクトへ

プロジェクトが成功するために皆さんは、まず何をしますか?

今回紹介する「アジャイルサムライ」では、アジャイルに限らずウォータフォールでも通じるプロジェクトが成功するために必要なこと・成功させる方法が体系的に書かれています。

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すけ

アジャイルサムライに書かれているインセプションデッキの紹介部分を、僕自身がアジャイル開発経験で実践した内容も合わせて紹介していきます。

インセプションデッキとは|目的・進め方・実例紹介

この記事では、インセプションデッキの目的と進め方を紹介し、僕の経験・実例を含めた内容を紹介します。

このプロジェクトの存在意義ってなんだっけ?

一瞬でもそう感じたことがある人はぜひ最後までよんでいただき、失敗しないプロジェクトに舵を切りましょう。

インセプションデッキをおすすめする理由

プロジェクトが失敗するか成功するか。成功確率をあげるためにインセプションデッキを実行することが書かれています。

今回の記事ではインセプションデッキについてお話しますが、以下2つのことがわかります。

  • プロジェクトが失敗する理由がわかる
  • インセプションデッキの目的がわかる

興味のある方はぜひご覧ください。

プロジェクトが失敗する理由とは

あなたは、プロジェクトが始まった際に、そのプロジェクトの成功が何かを理解していますか?理解しているとして、その理解はプロジェクトに関わるすべての人が同じ認識ですか?

システムが出来上がったときに、ユーザから「思っていたものと違うからダメ。使いものにならないよ。」なんて言われたことはありませんか?

ではなぜこんな悲劇が起きるのでしょう。それは、プロジェクトに関係する全ての人の認識がずれたままプロジェクトが動いているから。

ここで大事なのは、プロジェクトが始まった時点の認識は人それぞれ違うということです。認識が違うことは自然なことで、それをそのまま進めてしまうのが問題なのです。

都合のよいようにお互いが解釈して進めているのがプロジェクトの失敗につながるということです。

プロジェクトが走り出す前に、プロジェクトの関係者全員で話し合い共通認識を合わせましょう。この共通認識を合わせるために利用するのが、インセプションデッキです。

プロジェクトが向かう先とは

プロジェクトに関わるすべての人が「どこに向かっているのか」理解していますか?「アジャイルサムライ」では、この問いをバスに例えています。

プロジェクトのゴールに向かってバスが走り出していますが、何やらバスの中から色々な声が聞こえてきます。

  • 誰が運転しているの?
  • どこ向かっているの?
  • 誰がのってるの?
  • ちょっと体調が悪いからおろしてほしい。

みなさんが乗っているバスは、こんなカオスな状況になっていませんか。これを無くすために、インセプションデッキを使って認識を合わせていきます。

インセプションデッキとは

インセプションデッキとは、チームメンバーだけでなく全ての人(社長・部長・チームメンバー以外)にプロジェクトの全体像を短い言葉で表し伝えるためのドキュメントです。

たった10個の問いに答えることで、そのプロジェクトが何かを端的に表してくれます。

1. 我々はなぜここにいるのか
2. エレベータピッチ
3. パッケージデザイン
4. やらないことリスト
5. ご近所さんを探せ
6. 解決策を描く
7. 夜も眠れない問題
8. 期間を見極める
9. 何を諦めるのか
10. 何がどれだけ必要か

アジャイルサムライ

順番に解説していきます。

インセプションデッキの目的とは

#1 我々はなぜここにいるのか

あなたのプロジェクトの存在意義はなんですか?何のためにチームができて、顧客は誰で、プロジェクトが始まった理由は何でしょうか。

この問に答えるのが「我々はなぜここにいるのか」です。

#2 エレベータピッチ

エレベータピッチはよく聞く内容だと思います。エレベーターで社長に遭遇。エレベータから降りる前にあなたのプロジェクトを紹介して下さい!

30秒2センテンスで、あなたのプロジェクトをアピールしましょう。

#3 パッケージデザイン

プロジェクトで作るプロダクト(成果物)が広告にのることに成りました。

何も知らない人たちに、何をどのように伝えますか?

情報が多いと人には伝わりません。最も伝えるべき内容を厳選して、相手にわかりやすく伝わるように広告を作成してみましょう

#4 やらないことリスト

あなたのプロジェクトにとって、やらないこと=やる必要のないことをリスト化しましょう。「何でもかんでもやる。」となったら時間がいくらあっても足りません。ステークホルダーを巻き込んで線引をしましょう。

すけ

僕のスクラムチームでやったときは、やらないことリストの中で、IEをサポートから外すと宣言し、不要なコストを削減することにつなげました。

本当にやる必要がある?かを話し合いすることでやらないことが増えるのは良いことです!

#5 ご近所さんを探せ

プロジェクトで関わる全てのチームを可視化しましょう。

あなたのチームと関わる人を可視化することで、やるべきことや話しておかなければいけないことが見えてきます。

#6 解決策を描く

アーキテクチャの設計図を描きましょう。プロジェクトの成果物を実際に世に出すためには、どんなアーキテクチャが必要ですか。

インフラ含めアプリケーションが稼働するための設計図を描くことでこれから何が作られていくのかイメージできます。

#7 夜も眠れない問題

このプロジェクトにとって、不安なこと心配なことはなんですか?

プロジェクトスタート時点からその心配事と解決策を考えることで、夜な夜な起こされる未来は来ない可能性が高いでしょう。

#8 期間を見極める

このプロジェクトでできるプロダクトには「どれくらいの期間が必要ですか」。

プロダクトのイメージが湧いてきたところで、期間をイメージしましょう。

#9 何を諦めるのか

このプロジェクトにおけるQ(クオリティ)C(コスト)D(納期)の優先順位・重み付けをしましょう。

譲れないもの・譲れるものを定義することで、トラブルが起きる・起きそうなときに冷戦な決断をすることができるようになります。

#10 何がどれだけ必要か

このプロジェクトを完遂するために、コストはどれくらいかかりますか。

このプロジェクトを完遂するために、どんなチームメンバーがいれば大丈夫ですか。

納期に間に合わすためのメンバーづくりをする上で考えるべき内容ですね。

インセプションデッキ10の質問と目的|実例

10の質問目的サンプル
我々はなぜここにいるのか何のためのチームなのか。顧客は誰。プロジェクトの始まった理由。
エレベータピッチ30秒2センテンスでこのプロジェクトをアピール
パッケージデザイン自分たちのプロダクトを広告にのせるとどのようになる?
やらないことリストやる必要のないこと=やらないことを明確にするIEでの開発は行わない
ご近所さんを探せプロジェクトに関わる人たちを図解
解決策を描く概要レベルのアーキテクチャ設計図
夜も眠れない問題心配事は何かを考える。その最悪の事態を避ける方法を考える
期間を見極めるどれくらいの期限がひつようか
何を諦めるのかQuality・Cost・Delivery。譲れないもの、譲れるものを何か2022年10月1日公開のプレスリリースをしているので、この期日までに何かしらは公開しないといけない
何がどれだけ必要か期間、コストはどれくらい必要で、どんなチームなら遂行できるか

この10項目全てをやる必要はないですが、ステークホルダーも含めてやることで、プロジェクトについての理解が深まり、失敗の確率を下げることに繋がります。

このインセプションデッキは、アジャイル開発だけでなくウォータフォール開発でも利用できます。もう一度今のプロジェクトを見つめ直してこの10個の質問に答えてみてはいかがでしょうか。

現時点で足りないこと、やらなければいけないことを見つめ直すきっかけになレバと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。インセプションデッキを作成し失敗しないプロジェクトを目指して頑張っていきましょう!

この記事で紹介した内容はごく1部です。もっと詳しくアジャイルについて知りたい方は、ぜひアジャイルサムライをぜひ読んでみて下さい。

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